購買行動、購買心理。サイトを作る際に、考えたことはありますでしょうか?

業種業態を問わず、非常に大事です。行政書士も然り。

今回は、会社設立を考えている客の購買行動と購買心理を想像、細分化して、見てみましょう。

集客媒体はサイト。

人それぞれ、パターンは何種類でもあるでしょうけど、僕が想像するものを以下に書いてみます。

会社設立客の購買行動&購買心理を考えてみる

  1. 会社を作って起業したい。または会社を作る必要が出てきた。
  2. 予算にも限りがある。果たして自分で設立できるのだろうか?
  3. 知人、友人に聞いてみる。ネットや書籍で情報を集める。
  4. やはり自分でやるより、専門家に頼む方が確実だし、時間の短縮になりそうだ。
  5. 知人、友人に行政書士や司法書士、税理士などの専門家もいないし、ネットで探すか。
  6. 0円設立ってのもあるな。でも、セットで顧問契約が付いてくるから結局割高になるかも。
  7. 設立だけサクっと代行してくれる専門家を探そう。
  8. 価格も大事だけど、なるべく近場の方が安心だな。近場で探そう。
  9. お、良さそうな事務所(サイト)を発見!
  10. サービスの内容と価格も分かりやすいな。
  11. 事務所概要もしっかりしていて、安心感があるな。
  12. 問い合わせをしてみようか。
  13. メールor電話か。メールの方がいいな。
  14. メール問い合わせバナーもしくはボタンをクリック。
  15. フォームには個人情報保護方針も明記されていて信頼感増すな。
  16. フォームに必要事項を入力。
  17. 送信ボタンを押す。
  18. 自動返信メールが届く。
  19. 業者から早速今後の手続きの案内が入った。振込先や必要書類も案内されていて分かりやすい。
  20. よし、入金して手続きを始めてもらおう。

ふー。多い。入金までにどれだけのハードルがあるねん!

ですね。笑

ざーっと考えつくままに書いてみましたが、あながち外れてないと思います。まだまだパターンはあるし、漏れてる部分もあるでしょうけど。

ざっくりでこんな感じではないでしょうか。

とりあえずは考え、想像してみることが大事なんです。

さて、上の数字で言えば、4がまずは第一の大きな関門ですね。「時間もあるし、自分でやっちゃうか!」という方はここでドロップアウト。仕方ありません。

無理に追いかける必要もありません(キットを売りさばくという方法もありますが、それは既に我々がやってます。笑)。

次に5。税理士さんとの戦いに勝つ必要がありますが、ゼロ円に魅力を感じるお客さんもやはり追いかける必要はありません。税理士さんとの戦いに価格競争で挑んでも負けます。

税理士さんはマーケティングも上手いし、価格競争力も高い。気持ちよく、潔く譲りましょう。

次が8。同業との価格の勝負にもなるし、いくらネットで全国対応と謳っていても、近場の専門家に頼みたいという人には勝てません。地域特化の強みですね。

逆に、近場でなくてもいいと思う人は、全国対応で規模感出してやってるところに頼む場合もあるでしょう。

で、次に9。リスティングやSEOでアクセスを呼べないことには、自分のHPとの接点がなくなります。これは辛いですね。HPをせっせと作っても、ここまで(1~8まで)なんとか残ってくれた人と出会うことすら出来ないのですから。。

※SEOやリスティングに関しては過去記事も参考にしてください。
「SEO」の記事一覧
「リスティング広告・PPC」の記事一覧

9も乗り越えたら、後はサイトの分かりやすさ、ユーザビリティ、信頼感などの勝負になってきますね。

12なんかは、サイトに顔を出して、問い合わせしやすいようにしないといけませんね。写真は大事ですから、変な写真は止めましょう。せっかくここまで来てもらったのに、写真を見て逃げられたら、悲し過ぎます。無難なものが一番です。

写真と同様、デザイン全体が駄目駄目なサイトだったら、これまた逃げられます。

14で言うと「メール問い合わせの方法が分かりにい」「フォームに変なバナー広告が入っている」など。

「個人情報をしっかり管理しているのか?」「問い合わせしたら迷惑メールとか届くんじゃ・・・」

これでは、逃げられる可能性が出てきますね。

フォーム画面をおろそかにしているサイトをよく見かけますが、意外に重要どころです。フォームの記載方法を変えて問い合わせ率がUPすることもありますから。

電話は鳴るのに、メールでの問い合わせが少ない場合は、ぜひ、修正等、検討してみてください。

最後に18・19。いざ問い合わせをしても、1日経っても返事がない。2日経っても返事がない。こんなことでは正式依頼(契約または入金)には辿りつけないでしょう。

問い合わせが入ってからの対応もとても大事です。迅速な対応を心がけましょう。

最後の最後まで、気を抜くことはできません。

問い合わせをしてきてくれるお客様は、これだけのステップを経て、問い合わせ、依頼をしてくれている訳です。このことをよーく考え、1件1件のお客様を大事にしたいですね。

まとめ

あくまでもこの20ステップは僕個人が想像したものに過ぎません。

会社設立業務以外でも、許認可、相続、離婚など、商事民事を問わず、ご自身がされている業務について、購買行動、心理を想像して考えてみてください。その際は、できるだけ細かく、具体的に。

現在、集客が上手くいっていない場合、改善点が見つかるかもしれません。また、これからサイト制作をされる方は、何かしらのヒントになるかもしれません。

以上、参考になれば幸いです。

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