行政書士は求人が少なく、修行できる場もない、実務経験も積めない。

それでも、行政書士で開業するからには、生活もありますし、絶対に食っていかねばなりません。

行政書士業務は多岐に渡りますが、その中からどの業務を選択し、スタートするのか。

ここで開業の成否の90%は決まると言っても過言ではありません。

今回は、業務選択について、考えてみましょう。

行政書士業務の選び方として、大きく分けて2パターンあります。

  1. 市場規模がある業務
  2. 自分がやりたいニッチ業務

では見ていきましょう。

1.市場規模がある業務

地域にも依りますが、パイ自体が大きいので、十分に売上が立つ可能性があります。

ただ当然、競合も多い。

ネット、アナログ問わず、競合他社との差別化、価格競争等、がっぷり四つで戦わなければなりません。

古参行政書士や、マーケティングに長けている行政書士などを相手にです。

総力戦。

まずは市場のあるところで、顧客をこつこつと増やす。

マーケティングや集客・営業に自信がある場合は、市場規模がある分野で攻めましょう。

これが「王道」です。

製品ライフサイクルに注意しよう。

市場規模がある業務は、いわゆる「製品ライフサイクル(導入期→成長期→成熟期→衰退期)」が短くなります。

参入者も多く、そこでしのぎを削り合うわけですからね。

ライフサイクルが終わって、業務が取れなくなったら、また新たな業務。

次へと次へと、新規業務を立ち上げていく経営姿勢が必須になります。

具体的にはどの分野が良いか?

やはり、市場の大きい、「企業法務」分野が狙い目です。

相続などの民事も市場はバカでかいのですが、競合が士業全般(弁護士・税理士・司法書士・FPなど)、更には、最近では信託銀行等の民間まで参入してますので、現実的に相続だけで食っていくのは厳しいかなと思います。

てっとり早く、企業法務分野の実務力を身につけ、集客していきたい方は、こちらのキットをぜひ使ってください。

時間コストの削減になります。

事務所運営書式も併せて使うと良いかと思います。

フルセットがお得ですが、業務ごと個別での購入も可能です。

2.自分がやりたいニッチ業務を選ぶ

せっかく行政書士になったのです。

自分がやりたい業務からはじめる。

理念があって、良いと思います。

多少食えなくても、自分がやりたい業務なのですから、苦にもならないでしょう。

我慢もできるでしょう。

その道の専門家・プロになれるまで歯を食いしばって経験を積む。努力して知識の研鑽に励む。

「社会貢献するんだ」という理念と、明確な目標があるのであれば、このような選択肢もありです。

いずれ日の目を見るときがきます。

日本で一番はなかなか難しくても、地域一番であれば、手は届きそうです。

覚悟を持って、自分がやりたい業務を選び、その道を突き詰めた行政書士は、1と同様、生き残れる可能性は高いです。

こちらについては、下記コラムもぜひ参照してください。

コラム第100回:経営を安定させるためにこそ理念が重要。

まとめ

理想は、自分のやりたい業務、自分の好きな業務をやって、食べて行けること。

ただ、そう簡単にはいきません。

家族もある、生活もある。同業も必死でやってる。凌ぎの削り合いです。

長期的視野をもって、取るべき戦略は、1と2のいいとこ取り。1と2のミックスです。これが、食べていくためにも一番現実的だと思いませんか?

別に、絶対にどちらか一方を選択しないといけないわけじゃない。経営ってそんなものです。

手元にある、経営資源をどう活用するか。

「ヒト・もの・金」。

行政書士という職業は自分の能力や費やす時間ももちろん経営資源の一つとなります。

どこに資源を集中投下するか?

最後は自分の頭で考え、決断する必要があります。

参考になれば幸いです。

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