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渡邉先生のシリーズものを、シリーズもので邪魔している津田です。

値下げの弊害その4。自分の頭で考える力=売る力が身につきません。

採算度外視で、10,000円が相場の商品を半額の5,000円にすれば誰でも簡単に売れます。

不当廉売は市場(行政書士業界)そのものの価値をも落とすことになりかねないのですが、ダンピング業者は自分だけよければいいので(結果自分の首を締めることにもなるのですが)、後先は考えません。

無料や低価格商品をフロントエンドにバックエンド商品販売へと繋げるなどの戦略があるなら話は別ですが、考えることを放棄して、易きに逃げてしまうのがダンピングです。

安売りしている瞬間はそれなりに忙しくありますし、売上は上がるし(利益は薄いが)、頑張っている気になるのでしょうけれど、その間、経営者としての成長は見込めないでしょう。

商品力を上げ、値下げせずに売る方法はないか?

を考えることが唯一、売る力を養ってくれます。

キャッチコピー、セールスライティングなどテクニック的な手法ももちろん大事なのですが、商品自体が悪ければ売れません。

では、行政書士がどうやって商品力を上げるのか?

スピードやコミュニケーションの取り方など、細かな違いはあれど行政書士業務の成果物は基本、どの事務所でも同じです。

行政書士にとっての商品力の差は「信用」です。

信用力が上がれば、安売りはしなくて良くなりますね。

あそこは信用できるから多少価格が高くても依頼しよう。という顧客層がいるわけですからね。値下げしないのですから、ターゲットはあくまでもそこになります。

戦略のない値下げはターゲットを絞ることすらしなくていいのですから、ラクでいいですよね。

もとい、ターゲットを絞ることすら放棄して値下げしているのでしょうけれど。

話がそれました。

では、信用力を上げるためには何をすればよいか。

  • 圧倒的な業務知識を得る。
  • 専門特化する。
  • 地域特化する。
  • 実績を積み重ねる。
  • 事務所を構える。
  • 身だしなみを整える。
  • コミュニケーション力を養う。
  • スタッフを雇う。

などなど。

いくらでもあります。

全ては無理でも、上記をひとつずつ潰していけば、後から信用はついてきます。

資金が必要なものもあれば、自分の努力で得れるものもありますね。

手前味噌ですが、こういった書式集(行政書士事務所運営書式フルセット)を使うことも信用力のアップには繋がるでしょう。

行政書士は書類を扱う仕事です。法務職ですから、面談や契約時に書式がビシっと揃っているだけで信用力は格段に上がります。

行政書士の場合、信用力を上げれば、同業からの紹介も増えます。税理士さんなどは、大事な顧問先を紹介することになるのですから、値段よりも信用で外注先を選びます。

価格競争に巻き込まれないためには、商品力(=信用力)を高める。

我々専門家にとっては、非常に大事な考え方です。

価格について基本的な解説がなされていて、入門書的な役割にはなりますが、新人さんはこちらの本は読まれておくと良いと思いますよ。

参考にしてください。

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