私の庭であるオーストラリアはシドニーにも、やよい軒やほっともっとがあるのですが、そのアルバイト時給が凄いことになっています。
・最低時給 $24+スーパーアニュエーション
・週末最低時給 $29+スーパーアニュエーション
・祝日時給 $48+スーパーアニュエーション
日本のほっともっとは赤字報道あったけど、大丈夫なんか・・・
オーストラリアのワーホリさん(ワーキングホリデー)の最低時給自体が元々24ドルなので、現地で言えば特段高いわけではないのですが、週末や祝日のアップ率はローカル企業並ですね。この時給なら祝日シフトは大歓迎ですよね。
現在1ドル75円程度の円高豪ドル安に振れていますので、日本円で考えると
・最低時給 1,800円+スーパーアニュエーション
・週末最低時給 2,175円+スーパーアニュエーション
・祝日時給 3,600円+スーパーアニュエーション
程度です。(レートが80円、90円と上がれば上記金額もより高いものになるわけです。)
最低時給を1000円にしよう!と息巻いている日本とは大違いですね。
更に、支払う給料のうち9.5%をスーパーアニュエーション(年金)として積み立てしなければなりません。企業負担はハンパないことになりますが、この年金積立は、わずか1年しか滞在していないアルバイター(ワーキングホリデー)であっても帰国前に返還してもらえるんです。
返還額は積立額の30%程度ですが、給与から強制天引きされる日本のそれと違って、企業側が給与と別に積立ててくれた分ですからお得感ハンパねーっす。(そして企業の負担感もハンパない)
年収300万円として(ワーホリの場合、バイトでもこのくらい稼ぐ人は普通に多いです。この時給ですから)、30万弱企業が積み立てして、その30%程度ですから、帰国前に8万円くらいの臨時収入があります。
その分、外食やらサービス利用は高いですが、飲食店で働く場合は大抵まかないが付くので徹底すれば食費はゼロ。
家賃もシドニーはシェア生活が主流ですから、家賃は6万円くらい。オウンルームでも9万円程度でシティに住めます。もちろんジム、スパ、サウナ、プール付き。
生活費自体は10万円〜15万円くらいで、収入は30万円くらい。税金引いて手取りに換算しても月15万くらいは残るんで、小遣いにするも貯金するも良し。
日本は年金も終身雇用も崩壊。一企業にしがみつくインセンティブは減退傾向です。
ワーキングホリデーは原則一生で1か国1回限りなので、このような生活をオーストラリア→カナダ→ニュージーランド→アイルランドとか繰り返せば、日本復帰の際には手元には500万くらいあって、それを元手に事業始める人も多いですね。私が行政書士をやっていることから、そうしたルートで2度お客様になってもらえるケースもあったり。
31過ぎたら使えなくなる制度ですので、20代のまだ遊びたい盛り、好奇心旺盛な時期は海外で多くの出会いを楽しみながら、英語力と海外生活経験値、そして貯蓄を増やしても良いかもしれません。
そんなんじゃ日本帰国後に就職できない?
そんなことありませんよ!
大卒22歳から3か国くらい放浪してもまだ25歳。
新卒プレミアムはつかなくても本人の実力とやる気次第で普通に就職できます。
人材紹介許可を持って、実際に多くの帰国アラサーを就職に導いている私が言うので間違いありません。
単に企業負担も増えている昨今、経験も能力も情熱もない人を雇う余裕はないだけの話です。
※31歳オーバーで海外で働きたい人は、ハワイで月30万稼ぐハワイ有給インターンシップもあります。5人に1人くらいは現地でそのまま就職してます。