先日の記事で相続分野で大成功している大阪&東京に事務所展開する阿部先生と呑んだ記事を書きましたが、そう言えば、1点お互いの意見に相違点がありまして。

阿部先生も高い報酬取っているので、価格競争では勝てないから相見積もりはお断りしていると仰っていました。

なるほど同感で確かに相見積もり依頼客は価格優先なんで成約しないケースは多いでしょう。相見積もりしても徒労に終わる可能性は高いでしょうし、自分がターゲットする客層ではないとセグメントする意味では良いやり方だなと思いました。

しかしワタシは相見積もり自体しないと言うことはないですね。(見積書なんかはいちいち作りませんけど。口頭でさっと伝えますw)

むしろ、セールストークで必ず入れる言葉は、「他社さんにも是非相談してみて下さい。」の一言。

相手さんが相見積もりしていると言おうが言うまいが、こちらが相見積もりお断りと言おうが言うまいが、結局する人はするし、しない人はしない。気にしててもキリがない面もあります。

「他社さんにも是非相談してみて下さい。」と敢えてこちらから言い出すことで「なんでそんなに余裕なんだ?」「自分のことを本当に思ってくれている!」という印象を与えることが出来ます。

実際はそこまで戦術的な話でもないのですが、まあ相手さんはそう思ってくれて、その余裕が成約に結びつくことも多いのです。

それでいて、本当に自分の貴重な時間使って色々な会社渡り歩いて、「1円でも安い所が良い!」というお客さんは価格のみの価値基準のバーゲンハンターですから、成約した他の事務所さんに押し付けておけば良いですし、こちらで成約したとしたら数多くの中から勝った、しかも他社より値段が高いにも関わらず自分を選んでもらえたと言うことで自信に変えればいいでしょう。値段以外の部分で選んでもらえたわけですから、お付き合いもしやすいと思います。

要は何の損もないのです。

だから僕は敢えて言います。「5,6社くらい回ってみて、色々意見を聞いたり金額比較した方が良いですよ〜。」と。

相見積もりは断る!と言うのも正解でしょうし、自ら相見積もりを促す!と言うのもまた正解と言えるのではと思います。

ま、毎月の売上と心に余裕があればこそ成せる業ではあります(笑)

ギラギラ取るぞ〜!と言う意識も大切かもしれませんが、肩の力抜いて「どっちゃでもいいや」くらいのゆるーい感じで臨んでも結局取れることも経験上多いです。(決してやる気がないわけではありません。w)

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