会社設立のような競争が激しい分野は「稼げない」なんて、よく言われますよね。

確かに、競争過多による仕事獲得の困難さとそれに伴う値崩れは大きな問題です。

でも、結局、どのような分野でも、稼げるかどうかは工夫次第です。

頭を使うかどうかです。

私が運営している「合同会社設立.com」ですが、これはSEO対策が奏功し、各キーワードで以下のように上位表示されております。

  • 「合同会社設立」で2位
  • 「合同会社」で5位
  • 「会社設立」7位

いかがでしょうか?

しっかりとSEO対策もして、コンテンツも豊富なサイトです

そのため、広告を打たなくも、狙ったキーワードで上位表示されています。

だから、広告を打たずに、ほったらかしでも、このサイトからの利益だけでも月30万円程度はあります(笑)

ウチの事務所ではもう完全に主要業務を許認可業務にシフトしており、会社設立手続きはお小遣い稼ぎ程度のものでしかありません。

ですが、月に30万も稼げない行政書士が大勢いる中で、このサイトだけで30万稼げてるというのも事実なわけです。

開業したばかりの新人からすれば、会社設立だけで月30万も稼げれば上出来でしょう?

会社設立を本気のメイン業務としていている事務所であれば、私の上位表示されているサイトよりも上なのですから、会社設立だけでも100万以上稼いでいるでしょうね。

しかも、広告費もかけて集客していれば200~300万は稼いているでしょう。

会社設立業務はパイが大きくて、簡単な業務なので新人も取り組みやすい分野ではあるのですが、競争が激しいのも事実です。

ですから、僕のように、SEOに強い、きれいなソースでサイトを作って、良質なコンテンツを大量に詰めこんで、広告に頼らなくても上位表示されるよな工夫が必要ですね。

新人に多いのですが、自作のしょぼいサイトで集客しようなんて発想は、最初から間違ってるわけです。

今の時代は、当然スマフォ対応も必須ですよ。

そして、広告を打つ時も、高単価のビッグキーワードを入札するのではなく、頭を使ってください。

会社設立の業務を受注したいときに「会社設立」というキーワードで入札することしか思いつかない人は、発想が貧困です。

顧客の真のニーズを理解していません。

つまり、顧客の心理をよく考えて、「一見すると会社設立とは関係ないけど、凄く会社設立と関係するキーワード」を安い価格で大量に入札するのです。

僕の場合は、ワンクリック9円で入札して、1日200アクセス買っても1800円です。激安の広告費です(笑)

頭を使ってそういう工夫をすれば、競争が激しい分野でも、低コストで十分集客可能なんですね。

そもそも集客なんてのは、頭を使ってやるものですから。

お金が無いなら、新人さんは頭を使ってください。

会社設立を受注したら、バックエンドで印鑑売ったり、税理士紹介を抱き合わせで売ったりすれば、さらに利益も増します。

クロスセル・アップセルは商売の基本ですからね。

会社設立のように、新人でも取り組みやすい業務を、頭を使って低コストで集客する。

そして、こちらの自動車手続き業務を地道にコツコツやれば、それでだけで新人は十分生きていけるでしょう。

地域+車庫証明で稼ぐサイト達

ちなみに、会社設立業務を1万円、2万円でやっている行政書士事務所は登記を本人申請と言う形をとっていることが多いです。司法書士への外注費払えませんので。いつか懲戒・逮捕されることでしょう。

報酬はしっかりとらないと事務所運営が立ち行きませんし、違法行為に手を染めることになります。

会社設立でしっかりとした報酬を得るためには?

会社設立業務について厳しい評価をしましたが、ネット経由ではなくてアナログの紹介等ではまだまだ十分適正な報酬を頂けます。

また、爆発的な売上にはならなくても、実務経験の無い新人にも参入しやすい業務であることは確かです。

会社設立業務の競争が厳しいと言っても、起業支援をメインにしたい新人さんもいると思います。

そこで会社設立でしっかり10万円以上のフィーを頂くためにはどうすればいいしょうか。

以下の2点を実施すれば株式会社設立で報酬15万円、合同会社設立で報酬13万円をしっかり頂けます。

①まず、専門家としての信頼を確立する。

これは面談時に整備された書式を使用することです。会社設立業務を受任する際の契約書も含めてしっかりとしたものを提示します。新人のほとんどはこれができないです。だから依頼者に舐められる・安く買いたたかれるわけです。

運営書式フルセット

新人さんはこれを是非使ってください。なぜ新人の自分が安く買いたたかれるのか原因を理解してください。

②融資や許可業務のコンサルを初回面談時に実施する

会社設立の相談を受ける時点で融資や許可認可の深い部分までしっかり話をできれば、単なる代書屋ではないことが依頼者にも十分伝わります。

会社を設立するだけなら安くやってくれる業者はネットにはいるけど、目の前にいる先生の方が信頼できるし、深い部分までサポートしくれる」そのように感じさせることができれば、安く買いたたかれることはありません。

会社設立業務の競争激化を言い訳にして、自らの無能さ、専門家としてのレベルの低さをごまかしてはダメです。

会社設立業務の競争激化を嘆く暇があったら、専門家として実力を向上させる方が先です。

P.S ネット上において会社設立業務では稼ぎにくくなっている一方、変更手続きは競争のあまりない領域なのでまだまだ稼げると思います。私自身、会社設立よりも、変更手続きサイトの方が圧倒的に売上は大きいです。(変更手続きをバックエンドと考えて設立を赤字覚悟で取って行く戦略は十分ありだと思いますが、綿密な資金計画がないとこちらも干上がるのが先になってしまいます。)

ただし、通常の新人さんは変更手続きに習熟するほど集客できないし、変更手続きに習熟する前に廃業しちゃうと思いますw

各種変更手続きに参入したい新人さんは、実務書式フルセットを活用してください。実務経験ゼロの開業初日から変更手続きの達人になれます。

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